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リエラと交信を行うフューリア。その掌が淡く輝き、フューリアの思念をリエラに伝えている コラム:リエラとの交信
フューリアはリエラと意思を疎通させる力を持っていますが、いつでもその力を自由に使用できる訳ではありません。リエラと意思を疎通させるには、「交信」と呼ばれる一種の瞑想状態に入る必要があります。交信を行うとフューリアは多大な精神力と体力を消耗してしまい、特に戦闘行為を行うとその消耗度合いも著しいため、長時間の交信は禁止されています。 交信に入るまでに要する時間や、交信中できる行動などは、フューリア各人の能力の質にもよりますが、大抵は10分程度の精神集中が必要とされ、また交信中はそれ以外の行動を殆ど行えなくなります。 各人の訓練次第で交信に必要な時間を大幅に短縮したり、交信中も普通に行動することができるようになりますが、やはり平常時と比べるとどうしても運動能力、思考能力が劣ってしまいます。 日常生活ならいざ知らず、戦闘時にはいかに身を守るのか危ぶまれますが、基本的に交信状態に入ると、フューリアの周囲にリエラから流入した力によって力場が形成され、ある程度の危険から身を守ることができます。 交信中のフューリアの行動は、主に交信しているリエラの能力を借りる場合が殆どで、交信中も自力で活動を行えるフューリアは学園内でもほんの一握りです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
単位
暦と時間
アルメイスでは、都市の中央に位置する巨大な時計台が時を刻み、その鐘の音で学園都市の住人に時を知らせています。 鐘の音は「点鐘」と呼ばれ、半日の周期で鳴らされています。最初の1刻を一点鐘。2刻を二点鐘。3刻を三点鐘。4刻を四点鐘。5刻を五点鐘。6刻を六点鐘とされ、鐘は「点鐘」の数だけ鳴らされて、都市に住む人々は時計盤を見なくても、鐘の音に耳を傾けるだけでおおよその時間を知ることができるのです。
イシュファリアで用いられている暦は、レヴァンティアース帝国成立時に制定された「新暦」と呼ばれる暦で、これは私達が知る「太陽暦」と殆ど同じです。
「太陽暦」と違う点は、月別に固有の名前が付けられている点と、1つの月が日にち毎に4つに分けられ、それぞれ違う法則で呼び表されている点です。 中でも特徴的なのは月初めの日である、「聖碑(ランツフェール)」と呼ばれる祭日で、これはレヴァンティアース帝国の国教である「ラーナ教」によって定められた宗教的祭日です。 「聖碑(ランツフェール)」は神が人間にその力の足跡を指し示す「日」といわれ、この日になるとラーナ教徒は教会へ出かけ、神の意思を伝えるといわれる「蛇の碑石」に触れ、神の啓示を受けるという習慣があります。 今では殆ど形骸化してしまった習慣ですが、熱心なラーナ教徒は今でも月初めになると必ず行っています。 貨幣
イシュファリアを含む、この大陸の基本的な通貨は、銅や銀、金などの貴金属を用いて作られたコインでしたが、産業革命後、イシュファリアが活版印刷技術を確立すると、各国で紙幣が一般通貨として用いられるようになりました。コインは帝国が各都市に設置した国営の金融機関「パーサ」で紙幣と交換することが推奨され、その際には価値に応じて換金率が高まるため、現在でもコインは使用されていますが、銀や金、白金などの高額コインは急速に紙幣に変わりつつあります。 代表的な通貨と、最も一般的なレート、シナー(S)に換算した価値基準は以下の通りとなります。
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ワールドマップ
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『悠久のアルメイス』基本的世界観補足
ラーナ教
ラーナ教はこのレヴァンティアース帝国の国教であり、フューリアを含む殆どの人民の信仰対象となっています。ラーナ教は理念・教義を深く尊ぶ宗教で、例えば日々の食事の内容、定期的な礼拝など、日常生活に関わる部分での戒律は殆どなく、表面的には非常にリベラルな宗教となっています。 ラーナ教とは「いつか人が神を超えることが神の意志である」とする、一種の超人信仰で、教義によれば、神は「自らの意思を継ぎ、自らを超える進化する存在」として人を生み出し、人が神を超える日を待ち続けている。と、あります。 ラーナ教における神の定義は、畏れ敬う存在であると同時に、いつか乗り越えなければならない高みであり、いつか神の力を超えるために、日々研鑽を積み、自らを高め続けることがその根本理念となっているのです。 ラーナ教徒にとってこの理念は絶対的なもので、全ての行動はこの理念に根ざした行為であることが、最大の戒律であり、ラーナ教徒の歩むべき正しい姿なのです。 ラーナ教における神々
ラーナ教は多神教であり、神々は遥か空の彼方、“神々の園(エリーズ)”と呼ばれる始まりの地に住まう、とされています。また、ラーナ教における神は「物ではなく意識を司る」とされており、神々は大地や海、太陽、月などではなく、喜びや悲しみ、怒り、情熱、自我といった感情を司っています。 人々は主要となる8神の神殿をそれぞれ建て、自分に最も相応しい感情を司る神を崇めています。 また、その為かラーナ教では物質的なものよりも精神的なものが重要視され、美術、文芸、音楽など、人の感情に根ざした文化が発達しています。
学園生活・カリキュラム
フューリアは人にはない特殊な力を持った存在ですが、この学園においては基本的に学生であり、多くを学ばなければならない立場にあります。当然ながら、学ぶべき内容や、その採点の基準なども、現実世界の学校と同じく存在します。ただ、採点基準とその結果は、ラーナ教という特殊な宗教の関係上、あるいは現実世界のそれよりも多少厳しいものであるかも知れません。学園は初等部、中等部、高等部、大学の4つの段階に分かれ、それぞれ次の段階に移るには初等部で6年、中等部で3、高等部で3、大学で4年の期間が必要となります。 各段階の最終学年には、その段階での知識が充分に備わっているか、否かを試す試験があり、これに失敗すると次の段階へ移ることが許されず、もう一度現段階での学科を再修養しなければならなくなります。 尤も、普通に生活していれば殆ど問題ない話ではありますが。 以下は各段階、またその期間中に行われる学科の一覧となります。
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『悠久のアルメイス』の世界における伝承
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