『悠久のアルメイス』の世界は、私たちが知る世界とは別の場所、別の時間に存在します。 神にも等しい力を秘めた存在である【リエラ】 【リエラ】と交信し、その強大な力を持つ人間、【フューリア】 人だけでなく、単位や通貨、宗教、文化…。様々な要素が独自の「世界」を構成しています。 『悠久のアルメイス』基本的世界観 気候
寒冷ですが、万年雪というほどではなく、また降雪量が多いというわけでもありません。新潟山間部タイプよりは北海道平野部タイプに近いです。実際の国としては、アイルランドの北部が一番イメージが近いです。雪が降って寒い、というよりは澄み切った冬の青空、という感じです。人種
主要な民族はゲルマン系の白人に近いイメージです。髪の色では、金・茶・赤・銀・黒が主流です。緑やピンクなどの派手な色は、原則的には無しです。瞳の色は、黒・茶・青・金・紫が一般的で、やはりそれ以外は原則的には無しです。肌の色は、抜けるような白・やや赤みがさした白・白っぽい肌色という感じで、基本的に現実世界の白人に準拠しています。もっとも、多くの民族がごく普通に住み着いている多民族国家なので、上記に全く当てはまらない人間もそれなりの数が存在しています。 言語
この世界で一般的に用いられているのは、英語をイメージとした言語です。基本的な文法・語彙などはそれに準拠した形となっていますが、あくまでイメージなので、そのイメージの範疇内にある造語、造文も使われています。また、和風・中華イメージの言語は、全て他大陸からの「外来語」という形で認知されていますが、普段は殆ど使用されません。もっとも、この国は他民族国家なので、それらを主流に使用するキャラクター設定もアリではあります。 文明
実用レベルで電気が一切使用されておらず、その為に蒸気機関が非常に広範囲に渡って活用されています。それ以外に関しては、現実世界の19世紀半ば〜20世紀最初期とおおむね同レベルです。鉄道網は整備されていますが、自動車はまだ一部の好事家が乗り回す程度にしか普及していません。
リエラについて
フューリアとリエラの関係
リエラは私たちが知る世界よりも遥かに高次の存在で、常時この世界に干渉し続ける訳ではありません。リエラは人の持つ気力を糧にこの世界に具象化し、力を行使することができるのです。しかし、フューリアとリエラに主従関係はなく、どちらが主でも、どちらが従でもありません。 フューリアはリエラの持つ力を行使するために自分の気力を分け与え、リエラは独自の目的のために、分け与えられた気力を用いてその力を行使するのです。 リエラは確固とした自我を持つ自立した存在であり、中には自身の力によって現世界に在り続ける特殊なリエラも存在します。そうした特殊なリエラは力を行使するのに交信を必要としませんが、自らの意思で行使する力を選択します。 当然、リエラがそれを望まなければ、フューリアがいかに働きかけようと力を行使しませんし、逆に積極的にリエラの方から力の行使を行ったりもします。 いずれにしろ、フューリアとリエラの関係はどんな場合でも「信頼」によって成立しているのです。 エリアから見たリエラ
フューリアとしての力を持たない普通の人間【エリア】からしてみれば、リエラは「人知を超えた力を持つ、畏怖すべき存在」です。これは、前述したように「全てのリエラは力の大小に関わらず、戦闘力・破壊力を持っている」という事によります。 【技】を使用することにより、見た目・能力に関係なく神にも等しい力を振るうことの出来るリエラは、ラーナ教における「いつか人が超えるべき存在」であると同時に、どんな兵器よりも恐ろしい凶器でもあるのです。 故に、エリアはリエラを常に畏れ敬い、かつ警戒しています。 ただ、学園都市アルメイスの住人は、ここまでは警戒しません。学園都市内では許可無き【技】の使用を禁じているからです。 ですが、完全に安心しているわけでもありません。丁度、鎖に繋がれた猛犬や檻に入れられた猛獣たちを見る様に、この状態が仮初めであることを住人たちが忘れることはないでしょう。リエラに対する畏れは、エリアにとっては共通認識なのです。 なお、特殊な存在である【自存型】リエラの場合は、世間の目はさらに厳しくなります。学園都市内であっても、常にフューリアが傍にいないと理解や協力を得られる事は難しいでしょう。 例えそれが畏れ敬う存在だとしても、「意思を持った最強の凶器」を野放しにするほど世間は寛容ではないのです。 | ||||