◆ 学園都市『アルメイス』成立の物語 ◆

神秘の地、イシュファリア。

雪と氷に覆われた不毛の地には、時として遥かに人を超えた、神に愛でられし力を持つ者が生まれる。

彼らは【優れたる人(フューリア)】と呼ばれる。
土地に宿る精霊、失われた神々、太古の闇に潜む悪霊と心を通わせ、契約を結ぶ事によって、
人に在らざる強大な力を、【リエラ】と呼ばれる“存在”として具現化し、行使する者達。

フューリアは、常に力持たぬ人々の賞賛と羨望の的でありながら、
滅多に歴史の表舞台に立つことなく、俗世と隔絶した生活を続けてきた。



イシュファリアに未だ統一国家が存在しない時代

この地にはフューリアと、
異端の宗教である
【ラーナ教】の教徒の2種類が住んでいた。

【ラーナ教】は、
「いつか人が神を超える事が神の意志である」
とする、一種の超人信仰であり、
それ故に教徒にとってフューリアは、
道標であり、憧れであり
…いつかは超えねばならぬ壁であった。

永遠に続くかに思われた平穏な時代は、
突然終わりを告げる。
フューリアの中でも最も強大な、
「始祖」と呼ばれる一族の一人が、
その恐るべき力を無辜なる人々、
そして仲間であるフューリアに向けたのである。

戦乱はたちまち近隣諸国にまで及んだ。

そして、今までイシュファリアを、
北辺の不毛の地としか考えていなかった近隣諸国は、
その危険性を認識し、
生き残ったフューリアとラーナ教徒を
根絶やしにするべく狩り立てを始めた。



長い圧政の後、フューリアとラーナ教徒の反乱が、起こるべくして起こる。

近隣諸国連合軍を駆逐した彼らは、
ここにイシュファリアを統治する初の統一国家、
【レヴァンティアース帝国】を建国するのであった。

帝国は、二度と諸外国の介入を許す事がないよう富国強兵を推し進め、
目覚しい速度で科学技術を発展させていった。

しかし、科学技術の発展と普及に伴い、
フューリアの数は激減、その力も失われていく。
科学は人に簡単に力を与えてくれるが、
その力が真のフューリアには及ばない事を、
誰よりも帝国を治める皇家が知っていた。

この事態を憂慮した時の皇帝は、フューリアを集中管理し、
その能力を維持・成長させる為の機関を設置した。



学園都市【アルメイス】の誕生である…。

 あなたの登録するキャラクターは、帝国が設立したフューリアを集中管理し、その能力を維持・成長させる為の機関である学園都市『アルメイス』の生徒の一人となり生活することとなります。

 アルメイスでは授業の一環として、1日一回リエラによる模擬戦闘を行っています。